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2010/05/13

ブラウン管のどちら側

春を飛び越して初夏の陽気になったかと思えばまた急に冷え込んだりと、やっぱり春ですね。

熱し易い性格と同じ様に、日焼けし易い肌はこの季節になると、やや先取り感のある褐色になっていきます。

何年前だろう、担当していた某上場企業の役員さんに挨拶する機会があった際、その人は僕を見るなり『なぜそんなに黒いんだ!?』と、ワナワナと息苦しく独り言を呟いたのです。

見るからに不機嫌な様子のその人へ『週末に芝刈りへ行きましてね、』などと言う、やりもしないのに心にも無い出任せの高田純次ジョークを捧げてやり過ごせる狭量は当時の俺には無くて、気の利いた返事もせずに形式ばかりの名刺交換のセレモニーをしたんだけど。

その時の俺の心の中には、『生まれたぁ所やぁ皮膚やぁ目の色でぇ〜』と、アノ曲がBGMの様に物悲しく流れて、それは歳を重ねて更に心に響いた。

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